スクラムフェス大阪2019に行ってきた
勤務先の人に勧められて、2/22(金)と2/23(土)の両日に開催されたスクラムフェス大阪2019に行った。YAPCとかRubyKaigiのスクラム開発版みたいなイベント。
勧めてくれた人に「スクラムってよく知らないんですが、なんかいい入門書ありますか?」と聞き、「とりあえずスクラムガイドは読んでおきなよ」と教えられて、「Amazonでは買えないんですか?」と返して苦笑されるレベルなのでおっかなびっくりという感じだった*1。
懇親会
いきなり懇親会の話をします。セッションで扱われてる問題は今の自分とはレベル感が違いすぎてそれほど書くことがない。
- なんだか開発プロセスがうまく回っていないんです。マネジメント層がきちんと仕事できてないから…
- 僕らのチームは不具合が多いんだそうです。まあ複雑なプラットフォームを相手にしていますからね…
という話をしたら「振り返りができてない? じゃあ君が率先してやれば?」「その複雑なプラットフォームで起きる不具合を減らすにはどうしたらいいと思う?」と問いかけられて胸を突かれる思いがした。言葉につまってしまって、やれることをやらずに責任を外部に押し付けていたと気づいた。
何ヶ月も前から、もしかしたら1年も前から、今のままではまずいという感覚はあって、「今の仕事で脳味噌が腐っていってるんじゃないかと心配しているとしたら、 たぶん腐っているよ。」*2という文句が何度も頭をかすめてはいたが、腐っているのは職場環境のほうだろうとなんとなく思っていた。懇親会という場で第三者から指摘をいただいて、なるほど自分の中でなにかが淀んで腐っていたと理解できた。
問題に向き合うことを先送りしていると問題自体が見えなくなってしまう。自分の言葉から腐敗臭を嗅ぎとるというのは恐ろしい出来事だった。
セッション
ざっといくつかのセッション感想だけメモしておく。
- プラクティス厨から始めるアジャイル開発
- 会社組織を丸ごと心理的安全漬けにする方法
- どういう出発点からどんな過程を辿ってこういう制度にたどり着いたのか気になる。
- wholenessが高い状態で人間関係のもめごとが起きたら大変そうだけど、何かフォローする仕組みがあるのだろうか。
- スクラムチームは改善する問題を正しく選んでいますか?
- あらゆる問題の原因をプロセスやチームの関係性に還元して解決しようとする、というのを自分もやりかけていたので助かった。
感想
もしかしたら役に立つ知識が得られるかもしれないからとりあえず一度行ってみようというふわっとした感じだったけど、参加できてよかった。
懇親会では問題の洗い出しからどんなアクションを起こせば現状を改善できるのかというところまで、時間の許すかぎり相談に乗っていただきました。感謝しかない。またどこかの機会に、こうやったら前よりよくなりましたとご報告できたらいいなと思います。
初回からこういう場ができあがっているというのはすごいことで、イベントの運営を支えた方々やコミュニティの皆さんの活動の賜物だと思います。ありがとうございました。
おまけ
ノベルティとしてYahoo! Japanのふせんケースが配られてたのでもらってきた。ロゴがかっこいい。